‘玉’（ぎょく）とは
「宝石などの、美しく貴い石」という意である

だがそれは、優れたものだけではない
すべての石が、誰しもの心が
‘玉’と成り得るのではないだろうか

石の一粒ずつを磨き
心の赴くままに、そこへ置く

静寂に浮かび上がる、その輝きと模様には
あなた自身の心の景色が、感じられることでしょう

This is a Meditation of polishing Stones.
One by one, you pick them up, reflect on yourself, and gently wipe them.
The experience found only here.

アーティスト：山田 愛
社寺建築や墓石を手がける京都の石材店に生まれ育つ。東京藝術大学大学院美術研究科先端藝術表現専攻修了。石を用いたインスタレーションを主な手法とし、根源的な地点へ誘う鑑賞体験を目指す。

坐禅とは、坐って止まって、いったい何をしてるのか。
坐禅をすると、どのようなプロセスで何が起きるのか。
具体的にどうやるのかをお伝えします。

禅僧：品部東晟

坐禅を深めたい者のための夜坐

禅僧が集中して坐禅修行をするためにこもって坐っていた、洞窟や岩山に掘られた穴などには、【坐禅窟】と呼ばれる場所がある。細く長い路地の突き当たりの、奥まった暗く静かな空間。ここ「落散」は、現代の都市における、さながら洞窟のような場所である。

人間について、世界について、抽象的な目で観察するための場所。
ここは、坐禅を深めたい者のための坐禅窟。


===
耳をすませば、まるで洞窟内を滴り落ちる一滴の水の音が聞こえてくるような、暗く静かな場所です。京都西陣の街なかに位置しながら、街の喧騒から切り離された、路地奥の暗いほら穴。集中して坐るためのほら穴です。

坐禅に関するあらゆる問いに答える用意はありますが、こちらから積極的な説明はいたしません。一炷45分、とにかく静かに坐りたい方のための場所です。

坐禅窟は、1名から10名程度までの少人数実施します。各々のペースを尊重したいので、警策で打つこともありません。たとえそれが見知らぬ誰かであっても、誰かと一緒に坐ることは、あなたの背中を押してくれることでしょう。それは、坐禅のような抽象的な行為であれば尚更です。

坐禅窟での坐禅は、考えたいことを考え尽くし、感じたいことを感じ尽くす時間です。その結果、自ら納得のいったものは自然と手放すことができるでしょう。そして、その先のさらなる静寂を味わうことになるでしょう。

日常に追われ久しく経験していない、深い集中のさらにその先を経験できるかもしれません。共に坐ることで、できる限り伴走いたします。

禅僧：品部東晟

...【茶煙】とは、茶席で湯を沸かす際に釜から立ち上る湯煙を指す。
“茶煙静”という、その煙が静かにゆっくりと立ち昇るその情景を切り取った禅語があります。

一服の茶をいただきながら穏やかに茶煙を眺めている内に、茶煙を見ている自身の心も、煙のように穏やかに漂い、いつしか心身共に茶煙そのものになっている。そんな様子を表現しているのだろう。

深く坐禅をしていると経験する”無心”という状態がある。
無心とはしばしば、主観と客観がひとつになっている状態と表現されることがある。
茶煙を眺める様子は、見る者（人）と見られる者（茶煙）がいつしかひとつになっている。
主観と客観がひとつになる、茶席における無心である。
そしてその時、迎える側（主人）と迎えられる側（客人）もひとつになる。
“主客一体”となり、心の通じたやりとりがなされることだろう。

「茶香」という、シーシャと呼ばれる水タバコの原理を応用し、たばこ葉ではなく茶葉のみを使用した、飲むでも焚くのでもない、“吸うお茶” というの新たな嗜好体験がある。湯煙を眺めるだけでなく、玉露の芳しい茶香を煙として身体に纏いながら吸い、ゆっくりと吐く。放たれた茶煙は空間に漂い溶けていく。やがて茶煙はその空間と混ざり合いひとつになる。

主客のみならず、客客もまた一体である。
分け隔てのない、心の通じた一席となるだろう。
「茶香」と「坐禅」による瞑想室での実験的経験。
茶とひとつになり、空間とひとつになり、あらゆる差異が解けていく。

禅僧：品部東晟

...【茶煙】とは、茶席で湯を沸かす際に釜から立ち上る湯煙を指す。
“茶煙静”という、その煙が静かにゆっくりと立ち昇るその情景を切り取った禅語があります。

一服の茶をいただきながら穏やかに茶煙を眺めている内に、茶煙を見ている自身の心も、煙のように穏やかに漂い、いつしか心身共に茶煙そのものになっている。そんな様子を表現しているのだろう。

深く坐禅をしていると経験する”無心”という状態がある。
無心とはしばしば、主観と客観がひとつになっている状態と表現されることがある。
茶煙を眺める様子は、見る者（人）と見られる者（茶煙）がいつしかひとつになっている。
主観と客観がひとつになる、茶席における無心である。
そしてその時、迎える側（主人）と迎えられる側（客人）もひとつになる。
“主客一体”となり、心の通じたやりとりがなされることだろう。

「茶香」という、シーシャと呼ばれる水タバコの原理を応用し、たばこ葉ではなく茶葉のみを使用した、飲むでも焚くのでもない、“吸うお茶” というの新たな嗜好体験がある。湯煙を眺めるだけでなく、玉露の芳しい茶香を煙として身体に纏いながら吸い、ゆっくりと吐く。放たれた茶煙は空間に漂い溶けていく。やがて茶煙はその空間と混ざり合いひとつになる。

主客のみならず、客客もまた一体である。
分け隔てのない、心の通じた一席となるだろう。
「茶香」と「坐禅」による瞑想室での実験的経験。
茶とひとつになり、空間とひとつになり、あらゆる差異が解けていく。

禅僧：品部東晟

嗜好と祈りの再解釈

茶道具として、そして日本独自の喫煙具として400年以上にわたって愛されてきた煙管（キセル）文化。茶会では「どうぞ一服」というもてなしの意を示すために、「たばこ盆」に乗せ客人にふるまわれた。たばこの灰で模様を作り、それを共に鑑賞したとも言われている。

茶香とは、シーシャ（水タバコ）の原理を応用し、たばこ葉ではなく茶葉のみを使用した
飲むでも焚くのでもない、“吸うお茶” というの新たな嗜好体験。

煙草という嗜好体験が淘汰されようとしている時代におけるノンニコチンの喫煙体験であり、
これまで日本の茶文化にはなかった新たな茶の嗜み方として。
伝統的な茶道に基づき製作した吸うお茶道具「煙小卓」による再解釈された一服を提供します。

茶香師：磯川大地

嗜好と祈りの再解釈

茶道具として、そして日本独自の喫煙具として400年以上にわたって愛されてきた煙管（キセル）文化。茶会では「どうぞ一服」というもてなしの意を示すために、「たばこ盆」に乗せ客人にふるまわれた。たばこの灰で模様を作り、それを共に鑑賞したとも言われている。

茶香とは、シーシャ（水タバコ）の原理を応用し、たばこ葉ではなく茶葉のみを使用した
飲むでも焚くのでもない、“吸うお茶” というの新たな嗜好体験。

煙草という嗜好体験が淘汰されようとしている時代におけるノンニコチンの喫煙体験であり、
これまで日本の茶文化にはなかった新たな茶の嗜み方として。
伝統的な茶道に基づき製作した吸うお茶道具「煙小卓」による再解釈された一服を提供します。

茶香師：磯川大地

自己を見つめる一服

暗がりで点てられた茶と共に瞑する。
過去を悔いることなかれ、将来を按ずることなかれ、万事おそるることなし。

茶人：磯川大地

今年4月に1stアルバム『inside』をリリースした、サウンドアーティスト Yasutaka Okada による一夜限りの特別ライブを開催いたします。アンビエントなサウンドを基調とする彼が奏でる世界と、陰影と静寂に包まれた瞑想空間「落散 京都 - Ochill Kyoto - 」での新たな音楽体験をご体感ください。

Sound artist Yasutaka Okada perform a one-night-only live show following the release of his debut album ‘inside’ this April.
Experience his ambient soundscapes in the meditation space of Ochill Kyoto, wrapped in shadow and silence.

____

Yasutaka Okada

表現者 1985年、京都に生まれる。 contrabass / daxophone / synthesizer / guitar / piano / field recording / etc… 自身の作品のサウンド全てを奏でる。 宇宙のエネルギー / 死後の世界 / 民族意識とのシンクロ/自然界との関わりを音の波動として世界に解き放つ。 まるで一つの映画を観ているような表現は、目を閉じ感覚の一つを遮断することでより深い世界へと誘う。

Born in Kyoto in 1985. Plays all the sounds of his own work. Releases the energy of the universe, the afterlife, synchronicity with ethnic consciousness, and connection with the natural world as sound waves into the world. His expression, which feels like watching a single movie, invites us to a deeper world by closing our eyes and blocking one of our senses.

https://www.tunecore.co.jp/artists/yasutakaokada

____

Supported by Penguinmarket Records