新型コロナ対策:デリバリー・テイクアウトのはじめ方 前編:事例編

TableCheck

TableCheck

2020年4月21日 - 3 min read

新型コロナ対策:デリバリー・テイクアウトのはじめ方 前編:事例編

【前編:事例編】 「麻布十番 秦野よしき」店主・秦野 芳樹さんに聞く!テイクアウトのはじめ方

  ■告知はSNSが効果的、お客様の投稿で繋がる新規開拓の輪

  ■自宅の食事をもっと楽しく 料理人にしかできない役割を果たす

【後編:実践編】(後編はこちらからご覧いただけます)

1.テイクアウト/デリバリーに必要な許可は?

2.テイクアウト/デリバリ―できるメニューは?

3.注意すべきは「衛生管理」と「食中毒対策」

 (a)【衛生面】いつも以上の衛生管理と不測の事態に備え

 (b)【食品表示】アレルゲン表示や声掛けの心がけを

 (c)【個人情報】取扱い注意!予約管理システムを有効活用

 (d)【お酒の販売】期間限定で在庫のお酒販売が可能に!

4.「テイクアウト/デリバリー受付/前売り応援プラン」機能を、飲食店に「無償」開放中※最終更新日:2020年4月22日(水)

4月16日に緊急事態宣言が全国に拡大し、当社ブログ「データに見る新型コロナウイルスが飲食店に及ぼす影響と支援について」でもお伝えしている通り、予約数は激減。多くの飲食店が営業自粛を余儀なくされるなど、過去に類を見ない危機的な状況に陥っています。

そんな中、新たにテイクアウトやデリバリ―をはじめる飲食店が増えています。前編では、新型コロナの影響で新たにテイクアウトメニューを開始した「麻布十番 秦野よしき」店主・秦野さんに、告知方法や現在の販売状況についてお話を伺いました。

後編「実践編」とあわせ、ぜひ最後までご覧ください。

※注意※
テイクアウト/デリバリー対応を始められる際は、必ずご自身で所管の保健所等に確認をしてください。

麻布十番 秦野よしき・秦野 芳樹さんに聞く!テイクアウトのはじめ方

   

店主 秦野 芳樹さん
店主 秦野 芳樹さん

告知はSNSが効果的、お客様の投稿で繋がる新規開拓の輪


Q. 現在の店舗の営業状況は?

3月3週目から、店舗での営業は1回転のみ18時~20時。その他、ばらちらしと太巻きのテイクアウト販売(事前予約限定)を承ってます。デリバリ―はやっていません。

Q. テイクアウトをはじめたきっかけを教えてください。

貸切予約がキャンセルになった際に、お客様から代わりにお土産で何か作ってもらえないか?とご相談を受けたのがきっかけです。ばらちらしなら…とお作りしたら、有難いことにとても好評で。その後、外出自粛拡大の流れもあり、思い切って販売に踏み切りました。

Q. 販売状況はいかがですか?

ありがたいことに毎日注文をいただいています。安全対策で出勤するスタッフを減らしているためご用意できる個数に限度があります。ですので、人員配置に応じて注文をお受けしています。

Q. 購入されるお客様は常連の方が中心ですか?

新規の方も多くいらっしゃいます。通常営業時よりはリーズナブルな価格なので、ご新規のお客様も購入してくださっています。新しい顧客層の開拓にも繋がっていますね。

Q. 告知方法について教えてください。

SNS投稿です。実際、InstagramやFacebookを見てご連絡をくださる方が多いですね。常連の方は、直接DMをくださったりもします。召し上がった方がご自身でSNSに投稿してくださり、その投稿を見た方から新規のご注文が入るなど、口コミのお陰でジワジワと広がっています。オンライン広告やビラ配りなどはしていません。

Q. テイクアウト販売は今回が初めてですか?

初めてです!正直これまでは、来店されるお客様の準備で手一杯と思い込んでいましたし、実際に召し上がっているところが見えない不安もありました。

でも、昔の鮨屋は「おみや(お土産)」は当たり前だったんです。加えて、実際に作った時に感じた、ばらちらしならではの「一杯にかける美学」もきっかけの1つです。今は作るのがとても楽しいです。勉強のため、他店のばらちらしを頂くこともありますよ。

左:ばらちらし、右上:ばらちらしSP、右下:店内
左:ばらちらし、右上:ばらちらしSP、右下:店内

自宅の食事をもっと楽しく 料理人にしかできない役割を果たす


Q. コロナ収束後も「テイクアウト」は継続されますか?

継続できればと考えています。今回予期せぬタイミングですが、初めてテイクアウトでばらちらしを作ってみて、鮨を握るのとはまた違う楽しさも実感することができました。ばらちらしを突き詰めることが、結果、一貫ずつ握る鮨にも良い影響を及ぼすのではないかと感じています。

Q. 最後に、テイクアウトをはじめる時に大切だと思われることを教えてください。

楽に作れるものや、売りたいだけのものだけでは、お客様にはご満足いただけません。どんな状況でも、飲食店としての基本は変わりません。お客様がどうやったら喜んでくれるか?ということを真剣に考えることが大切です。「秦野よしきのばらちらしが食べたい」と思っていただける料理を追求しています。

大人も子供も家に籠ってばかりでストレスが溜まっている今だからこそ、自宅での食事をもっと楽しくもっと美味しくして、束の間の休息にしてほしい。お店を営業し続けるのも、テイクアウトをやり続けるのも、料理人である自分達にしか出来ない大事な役割だと考えています。

ー対応内容ー

  • 対応ジャンル:テイクアウト

  • 開始時期:3月18日頃~

  • 注文受付方法:電話、SNSダイレクトメッセージなど

  • メニュ一と価格(すべて税込)

    • ばらちらし:4,500円

    • 太巻き:4,000円

    • ばらちらしSP:8,000円 ※ばらちらしSPは、通常の1.5倍盛りでマグロ入り

  • 容器の準備:お土産用に使用していた容器を追加発注

  • 気を付けていること

    • 生ものは使わず、火の通ったものや酢でしめた食材を使用

    • 木製パッケージや中敷きに笹の葉を使うことで鮮度を保ち殺菌効果を高める

    • 受け渡し時には、入店前にお客様に手指をアルコール消毒いただく

ー取材ご協力店舗情報ー

麻布十番 秦野よしき(東京・港区)

hatanoyoshiki
   

◆飲食店のお酒のテイクアウト/デリバリ―販売について

原則、飲食店営業許可で認められるのは店内での提供に限られており、未抜栓の状態でテイクアウト/デリバリ―の販売はできません。

しかし、新型コロナウイルス感染症影響下における特例措置として、飲食店が資金確保のために在庫のアルコール類を販売することを認める「期限付酒類小売業免許」を付与する措置が取られました。

免許申請に関しては、前回の記事で紹介しています。いち早く申請を完了した「ル・ジャングレ」オーナーシェフ・有沢貴司さんに詳しく教えていただき、必要な手順を分かりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

新型コロナ対策:お酒のテイクアウト・デリバリー販売を始める3ステップ

◆「テイクアウト/デリバリー受付/前売り応援プラン」機能を、飲食店に「無償」開放中

4月16日より、初期費用&月額費用&注文手数料すべて無料で新サービスを提供中!お申し込みから最短1営業日で開始できます。
※決済手数料(3.6%)のみ飲食店負担。無料提供期間は2020年9月末まで(状況に応じて延長検討予定)。オプション機能(みせばん、SMS送信 等)の利用は、別途費用が発生します。詳しい内容や適用条件等は当社へお問い合わせください。

まずはぜひお問い合わせください!お問い合わせフォームはこちら

blog-banner
   

ー各相談・問い合わせページまとめー

当ウェブサイトでは、ユーザー体験の向上やウェブサイトの解析・改善のためにCookieを使用します。サイトの閲覧を続けた場合、Cookieの使用に同意するものとします。 プライバシーポリシーを見る

お問い合せ

お問い合わせ

こちらのフォームは、TableCheckの導入を新規でご検討されている飲食店様専用です

●導入済みの飲食店様からのお問い合わせsupport-restaurants@tablecheck.com
●TableCheckでご予約をされたお客様からのお問い合わせ:専用ページへ進む→クリック
※ご予約の詳細については、直接お店にお問い合わせください。

*

*
電話番号*
メールアドレス*
会社名/店舗名*
お問い合わせ内容*
TableCheckを知ったきっかけ*
ウェブサイト
ご要望・ご質問

個人情報の取り扱いに同意する。※個人情報の取り扱いについて、弊社プライバシーポリシーをご確認ください。

*
承りました!
承りました!

お問い合わせありがとうございます。担当者よりご連絡いたしますので、しばらくお待ち下さい。

お問い合せ
お問い合せ

お問い合わせ

こちらのフォームは、TableCheckの導入を新規でご検討されている飲食店様専用です

導入済みの飲食店様からのお問い合わせ:support-restaurants@tablecheck.com
●TableCheckでご予約をされた消費者様からのお問い合わせ:専用ページへ進む→クリック
※ご予約の詳細については、直接お店にお問い合わせください。